ブラジルで働く - 採用が決まったら
ブラジルで働く 採用が決まったら
健康診断
ブラジルでは、採用が決定したらまず健康診断に行くように言われます。
労働者の健康診断を対象にしている診療所があり、
会社側が予約をし場所と時間を指定されるのでそれに従います。
身長と体重、血圧の測定と、あとは今まで手術をしたことがあるか、などの問診が主です。
これが済めば、晴れて初出勤となります。
ちなみに、この健康診断は入社時と退社時、そして在職期間中に定期的に行うよう義務付けられています。
在職期間中の健康診断では、 仕事上で何か辛い事は無いか、無理な残業を強いられているようなことは無いか、なども質問されます。
試用期間契約
まずは45日間の試用期間があり、
1回だけ延長が可能で上限で90日、
約3か月間は「試用期間」となります。
この期間は、会社側が雇用者を見極めるだけでなく、
雇用された側も会社を見定める期間です。
この間に会社側からの解雇の言い渡しや、
逆に自主退社を言い渡しても双方にペナルティには課せられません。
日本にはない 嬉しい制度
昼食代の支給 会社によっては日用品購入資金の支給も
交通費の支給の他に、
ブラジルではVale Refeiçãoale という 昼食代が会社から支給されるのが普通です。
毎月カードに決められた額が入金されます。
レストランの入り口に自分の持っているカードの写真が貼ってあればそこで使用できます。
会社によっては昼食代とは別に、 Vale Alimentaçãoといって日用品の支払いのためのカードも支給してくれるところもあります。
就職する際には、この両方を支給してくれる会社を選ぶことをおススメします。
毎月の給料以外に、昼食代+日用品代の支給はかなり大きなウエイトを占めます。(あくまで感覚的ですが、給料+8万円程度の支給)
ちなみに、Vale Refeiçãoale のカードは飲食店のみの支払いにしか使えませんが、
個人商店やお肉屋さんなどによっては、このカードで支払いできるところもあります。
13か月特別給料
毎年、年末にはすべての従業員に「13か月目の給料」なるものが支払われます♪
日本で言えばボーナスのようなものです。
通常の給料に+1ヵ月分が支給されます。
但し11月と12月に半分ずつ支払われることが一般的です。
年次有給休暇取得
正式に採用されてから1年が過ぎると、
休暇を取る権利が与えられます。
それは権利であり、義務です。
期間は30日間!!!
まるまる30日間とってもOKだし、
3回まで分割して休暇をとることも出来ます。
分割して取る場合、1期間は連続14日未満であってはならない、残りの分割期間は連続5日未満であってはならない、など細かな指定もありますが。
子供がいる人は学校の夏休みなどに合わせて休暇をとったり、
また奥様や旦那様、恋人などと合わせて休暇を取って旅行に行く人が殆どです。
また、重要なポジションについている人たちは、1、2月に休暇を取る人が多いですね。
なぜならブラジルは2月(もしくは3月)のカーニバルが終わるまでは、新年として動き出さない国なので。
まとめ
会社が罰せられるので、半ば強制的に有給休暇を取らされるブラジル。
1人が30日間抜けても、何とかなるものです。
誰もが取らなければならない休暇なので、取引先の問い合わせにも「今、有給休暇中です」と言えばそれで何の問題もありません。
日本も見習うべき制度ではないでしょうか。
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