麻疹の予防接種に行ってきました
記:2019年8月9日
サンパウロで麻疹の予防接種
現在サンパウロでは麻疹の患者数が6月17日~7月22日の5週間で11倍に増えるなど、とっても嫌な勢いで感染の広まりを見せています。
そこでサンパウロ市は麻疹の予防接種キャンペーンを展開中とのこと、早速行ってきました。
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そこでサンパウロ市は麻疹の予防接種キャンペーンを展開中とのこと、早速行ってきました。
キャンペーンの対象年齢は15歳から29歳まで、となっていますが。。。
幼少期の予防接種率が低く、感染の危険度が高いとして15歳から29歳の青少年が対象のこのキャンペーンですが、29歳以上でも「今までに一度も接種したことがありません」と言えば29歳以上でも受けさせてくれます。
サンパウロ市役所のHPによると、ワクチンは、1歳から29歳までは2回の投与、 30〜59歳(1960年生まれ)は1回投与する必要があり、 妊婦および免疫抑制された個人には禁忌とのことです。
予防接種の場所は最寄りのSUS(統一保健医療システム)です。
もちろん無料です。
必要なのは身分証明書とSUSの番号です。
SUSを一度も利用したことがなくSUSの番号がなくても、当日すぐ受付で番号を交付してもらえるので大丈夫です。
生涯で2回接種すれば大丈夫とのこと
末っ子は「麻疹の予防接種は2回」と義務付けられてから生まれたので心配いりません。
長男と長女はまだ1回接種でOKとされていた時代に生まれており、私は、と言えば、母が私に持たせてくれた私の「母子手帳」を見るとなんと予防接種の項目にさえありませんでした。
ただ、私の時代は「おたふくかぜ」や「みずぼうそう」と同じように「はしか」も実際にかかって免疫を持った時代だったようですが。。。
私が子供の時「はしか」にっかったのか、を母に確認したら「忘れた」とのことだったので 「一度も受けたことがありません」と言って、子供たちと一緒に受けさせてもらいました。
また、私はこのサイト「年齢でみる不足している可能性があるワクチン(キャッチアップスケジュール)」を参考にしました。
さっそく最寄りのSUSへ。(あまりキレイじゃない。。。)
土曜日はやっていなので平日に行くしかないのが難点ですが、朝7時からOPENしているのは立派です。
ちなみに、SUSに限らずブラジルの公共機関は朝7時からOPENするのがわりと普通です。
学校も7時からですし。
なので、朝7時OPENを目指して出勤や登校する人たちで、ブラジルの交通渋滞は朝5時頃から始まっています。
朝5時の交通渋滞の光景をみると「ブラジル人て働き者だなぁ」と感動すら覚えます。
さて、9時頃SUSに着いた時には、すでに20人程の列が出来ていました。
受付の人が、一人ひとりの身分証明書番号、SUSの番号、母親の名前(ブラジルではいつも母親の名前のみ、聞かれます)を手書きでシートに記入しているため時間がかかりますが、それさえ済めば後はスムーズです。
ちなみに、同僚は昼休みに同じSUSへ行きましたが、誰も待っている人はおらず、1分もまたずに受けられたとのことでした。
サンパウロ市役所は、多くの人が利用するショッピングセンターや駅で、麻疹の予防接種を行っていますが、市民の関心はあまり高くないようで、接種率も伸び悩んでいるそうです。
キャンペーンも8月31日まで延長されました。
麻疹の予防接種率が上がることを心から期待します。
余談:「これ、何?」と必ず聞かれる
BCGの予防接種の跡
だいぶ薄くなりましたが、娘たちの腕にある日本で受けたBCGの予防接種の跡は、ブラジルの人たちにとってはものすごく不思議なマークのようです。
「これ、何?」と必ず、必ず、聞かれます。
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