男性と女性の違い

 

アメジスト

「美しさ」を感じるもの

まだ私が独身時代の話です。
当時勤めていた会社の社長の奥様が海外旅行のお土産にと、
私たち社員全員に天然石を買ってきてくださったことがありました。

上記写真はアメジストですが、ちょうど写真と同じような感じで、
女子社員にはグリーンメノウの天然石を、男性社員にはトラ目石の天然石を、一人ひとつづつどうぞ、と。
ただ、トラ目石の数が少ないとのことで男性社員でもグリーンメノウとなる人もいました。

早速女子社員たちはお土産の天然石を囲んで
こっちがいい!
あ、やっぱり私はこれがいいな!
どうしよう!この模様もいいけど、こっちの模様もキレイ!
あ~まよっちゃう!
と、しばらくああだこだと大騒ぎでした。

席に戻っても近くの女子社員同士で
ね、どんなのにしたの?見せて!
えーキレイ!
こんなのあった?いいなぁ!
など、お互い選んだグリーンメノウの見せ合いが続きました。

私もひとしきり女子社員たちとグリーンメノウを堪能したあと、
今度は隣の席の男性社員に向かって
ね、〇〇君は?どんな形の石にしたの?見せて!
と問いかけました。

しかしすでに天然石はデスクの引き出しの中にしまわれており、
私の問いに対して引き出しから天然石を取り出すこともせず、
パソコンから目を離すこともなく、
めんどくさそそうに
同じっすよ。みどり。
と一言だけ言い放ちました。

え?
どういうこと?
同じじゃないよ?
1個1個全然ちがうよ?
形も違うし、模様も違うよ?
と、私は大変驚きました。

「同じっすよ。みどり。」

本当にそれだけ?
心からビックリしました。

社内を見渡すと、天然石で盛り上がっているのは確かに女子社員だけです。

男性社員は一様にうるせーなーという感じでパソコンに向かっているのでした。

ま、確かに男性社員同士がトラ目石を見せ合いキャッキャキャッキャしていたらちょっと引くか。。。

私はこの時、
男の人って、何てバカ人生損してるんだろう!
この天然石の美しさを認識できないなんて、かわいそうだな、、、。
私、女性に生まれて本当によかった!
と心から思ったのでした。

シクラメンの花で悟った男性の心

シクラメン

それからだいぶ時が過ぎ、
結婚して出産して離婚してシングルマザー&ワーキングマザーとなった私。

今の職場で、鉢植えのシクラメンの世話をしていた社員が退職することになり、水やりの仕事を私が引き継ぐことになったのです。

引き受けた当時は花が咲いておらず葉だけでしたが、
そのうちつぼみが出来、ある日とうとう咲いたのです!

その姿は可憐でかわいくて、
どんな香りがするのかと花に顔を近づけ、
更にビードロのように美しい花びらに触れてみたい!という衝動にかられ、
そっと花びらに触れたときの感触は柔らかく愛おしく。。。
あぁなんて美しいの!と心から思ったのです。

その瞬間私は悟ったのです。
あ、男性が女性に対する気持ちってこうなのでは?!と。

かつて「女性の美しさの対象は万物で、男性の美しさの対象は女性である」と聞いたことがありましたが、心からなるほど!と思ったのです。

そして私の記憶はかつての「同じっすよ。みどり。」の場面までグーっと巻き戻りました。

天然石の美しさを認識できない男性は人生の半分を損してる、かわいそう、と思っていましたが、決してそうではなく、私たち女性が宝石や花に対して美しさを認識するように、男性は女性を見て美しさを認識しているのだと。
ただただ、美しさを感じる対象が女性は「万物」で男性は「女性」であるだけなのだと。

(これを読んでくださっている男性の方、これであっていますか?)

美しくいよう!

これに気付いてから、
私は美しくありたい!と今更ながら思うようになりました。

自分の女性としての価値は、
こんなに美しい宝石や花と同等だったと知ったからです。

女性がスワロフスキーのショップの前で光輝く宝石たちに見惚れるのと同じように男性は女性を見ているのです!

だったらあまりにも高額で手に入らない宝石を見て「私には無理、でもいつか手に入れたいなぁ。。。」と憧れる宝石のように、
自分も男性から「俺には無理、でもいつか手に入れたいなぁ。。。」と思ってもらえるような女性になりたい。。。♪

。。。あぁこれを20代で悟っていたら、
私の人生は今とは全く違ったものになっていただろうと今更ながらに思います。

自分が美しくなるためにもっと貪欲であるべきだった。。。!涙


まとめ

それまでは男性の方々が女性に対して
ヒップのラインがたまらない!とか
足首がキュっとしているのがたまらない!とか
俺はやっぱり胸が大きい女性がいい!とか言っているのを聞くと、
いやらしいなぁ!男の人ってなんでそんなことばかり考えてるの?と軽蔑する気持ちしかありませんでした。

でも、シクラメンの花を通して、自分は誤解していたと悟りました。

私たち女性がグリーンメノウの美しさに対して、
この模様が素敵!
こっちの石の形がかわいいな!と大騒ぎしていたのと何ら変わらず、
男性はそれが、足首の形が!胸の形が!となっているだけなのですよね。(多分)
私は男性は100%いやらしい思いでそういうことを言っていると思っていましたが、
どうもそれだけではないと、やっと悟りました。


私たち女性が美しい宝石や可憐な花から癒しを感じるように、
男性は女性からそれを感じているなら、
なるべく美しくいることが世界平和へと繋がっていくと思います。

離婚調停中の主人に対して、
美しく、かわいく見せたいと頑張っていたのは付き合いたての頃のみだったので、
その点では反省しています。

私の中で「美しい女性」と言われてイメージするのは、
「身だしなみ」と「所作」が美しい女性です。
そのような女性に憧れます。

どんなに年をとっても美しくいたいという気持ちを持ち続けたいと思っています。
その方が人生何倍も楽しめるのではないかと!

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